法律で同性婚が認められていない日本で私が同性パートナーと結婚した方法

みなさん、こんにちは。てづかやよい(@yasuu2867)です。

やよい
主要7ヵ国(いわゆるG7)の中で、同性カップルに関する国の法律がない国は、日本だけって知っていますか?

同性カップルに関する法律がない唯一の先進国、日本

G7(ジーセブン)は、英語: Group of Seven の略で、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7つの先進国のことである。(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/G7)

2016年5月、イタリアで同性カップルに結婚に準じた権利を認める「シビル・ユニオン」が可決されたことによって、上記にある先進7ヵ国の中で、同性カップルに関する国としての法律がないのは日本だけになりました。

日本でも、渋谷区のパートナーシップ条例や世田谷区の要綱が制定されましたが、法令の効力の強さでいったら、法律>条例>要綱となり、まだまだ同性カップルの保障が守られているとは言い切れない状況なのです。

日本では、同性カップル同士の結婚(同性婚)ができない

私と妻も日本国の法律下においては婚姻関係ではない

現在日本では、私と妻のような同性カップルが、異性カップルと同じように区役所で婚姻届を出すという方法での結婚は、法律上正式に認められていません。

私と妻は、2016年12月に結婚をしましたが、もちろん婚姻届を出すことはできませんでした(出したとしても、役所で受理されないケースばかりだからです。)ので、残念なことに法的な婚姻関係にはなれませんでした。

LGBTs全てが結婚できないわけではない

よく混乱されてしまうのですが、全てのLGBTs(セクシャルマイノリティ)が結婚できないわけではありません。

戸籍上の性別(”長女”など性別を示す項目)が同性同士のカップルのみ結婚が認められていないのであって、戸籍変更をしているトランスジェンダー(LGBTsのT)の中で、戸籍が異なる性別の人と結婚する場合は、現行の日本の法律に基づいた結婚が認められています。

婚姻届以外の方法で、日本在住の同性カップルが結婚するには

世界的には結婚以外の選択肢が広まっている

今世界では、カップルのあり方や”結婚”の方法は大変多様になってきています。例えばフランスでは、結婚の他にPACSという制度(共同生活を保障する契約)があり、結婚をしていないカップルでも、社会保障や税制面上の利益が受けられるようになっています。

もともとは、結婚が認められていないゲイやレズビアンといった同性カップルを保障するために作られた制度ですが、制度の使い勝手の良さから一般に広まり、国立統計経済研究所の2014年の調べでは、1年間の結婚式の数とPACSの登録数が3対2程度という結果が出る程、フランス人にとってポピュラーな選択肢になっています。
また日本でも、「事実婚」のカップルが裁判で「婚姻関係に相当する」と認められた凡例がいくつもあります。

婚姻届を出す以外で結婚の意思表示をする方法

やよい
「同性だから」という理由だけで、結婚を諦めたくない!せめて意思表示だけはしっかりしたい!
現状異性カップルと同じ形での結婚ができなくても、法律上の結婚ができなくても、「私たちは結婚をしたい、結婚をしました」という意思表示をすることは自由です。

  • 日本国籍
  • 日本在住

の私たちカップルが選べる選択肢を考えた結果、候補として挙がったのは下記の8種類です。

    費用を最小限に抑えるなら、

  1. 二人の間で誓いを立てる
  2. 周囲にアピールしやすくするなら、

  3. 結婚指輪を買う
  4. 結婚式をする
  5. 少しでも法的効力を持たせるなら、

  6. 公正証書を作る
  7. 養子縁組の手続きをする
  8. パートナーシップ条例が施行された市区町村に引っ越しをする
  9. 日本在住という条件を排除するなら、

  10. 同性婚が認められている国に移住し、結婚する
  11. せめて海外の法律では認められたらOKと考えるなら、

  12. 同性婚が認められている国で、結婚する

私たちカップルが選択した結婚の方法

私たちは何度も何度も話し合いを重ね、④の「公正証書を作る」を選びました。


「結婚に相当する関係である物的証明」「お互いを守れる法的効力がある決まりごと」がほしかったので、公正証書を最優先にしましたが、

いずれ結婚指輪を買って、結婚式もしようね
と話しているので、同性カップルの結婚式レポをこのブログにUPする日もそう遠くはないかもしれません。

ちなみに①の「二人の間で誓いを立てる」を選んだカップルも、可能な限り紙にまとめておくことをオススメします。

同性カップルが結婚する際に参考になる本

私が公正証書を作ろうと決めたきっかけになった本でもあり、実際に公正証書を作る時にも参考になった本です。

電子書籍化されていないので紙しかありませんが、法律などの専門知識がない人が読みやすいように書かれているので、読みやすい上に分かりやすかったです。

自分の人生は法律ではなく自分自身が決める

私たちのような同性カップルの多くは、異性カップルのように役所で婚姻届を出すという方法ができないので、結婚自体を諦めてしまいがちです。
しかし、認められていないからといって、せっかく結婚したいと思った気持ちまで諦める必要はありません。

確かに今は法的な結婚や、一般的な結婚はできないし、たとえ私たちカップルのように公正証書を作ったとしても、一般的な夫婦に認められている保障や権利までは得られません。
でも、「私たちは結婚がしたいんだ!」という意思表示をすることで、自分たちの想いを大切にすることができます。
そしてそういった当事者たちの声や行動の積み重なりが、国の法律を動かす第一歩です。

同性婚に限らず、「やりたいこと」を簡単に諦めず、自分ができる方法を考えることで、人生は切り拓かれていくものだと私は思います。自分の人生は、法律や他人が決めるものではなく、自分自身が決めるものです。